2013年5月5日日曜日

エドガー・ケイシー





地表はアメリカの西部で分断される。
日本のより大きな部分は海没するに違いない。
北ヨーロッパは瞬く間に様相を一変するであろう。
アメリカ東海岸沖に陸地が出現するであろう。
北極南極に異変が起き、それが熱帯地方の火山噴火を早め、両極の移動を起こす結果となるだろう。そのため、これまで寒帯、亜熱帯だった地域は熱帯化し始め、コケシダが繁茂するようになる。」
(「1998年エドガー・ケイシー 世界大破局への秒読み」林陽著、曙出版株式会社刊)


南太平洋
変動が明らかになり始めるのは南の海に何らかの状況の変化が はじめに現れたときである。そして、ほぼ反対の位置にある地中海やエトナ山な どの地域に明らかな隆起、陥没が起こる。そうなれば、私たちは変動の始まったことを知るであろう。

大西洋
太平洋と同様に大西洋にも陸地が現れてくる。そして、ポセイ ディアがアトランティス大陸の最初の部分として再び浮上してくる。それは1968年か、1969年に予期されている。それほど遠い先のことではない。

太平洋
陸地が現れてくる。日本の大部分は海の中に沈んでいくに違いない。

ヨーロッパ
ヨーロッパの北部はあっという間に変わるであろう。現在戦場となっている多くの場所が大洋となり、海となり、湾となるだろう。地上で は新しい秩序の元に相互の取引が営まれるだろう。

アメリカ
大小の物理的変動が国中に起こるだろう。特に大きな変動は 北大西洋海岸線に起きるだろう。ニューヨーク州、コネチカット州などの近辺に 注目すべきである。東部海岸の多くの地域、また西部海岸の多くの地域、そして合衆国の中央部などにも変動が現れるだろう。ロサンゼルス、サンフランシスコ などはニューヨークよりも早く、そのほとんどが破壊されるだろう。主にニュー ヨーク州の現在の東海岸、あるいはニューヨーク市全体が消滅していくであろう 。しかし、このことが実際に起こるのは次の時代であろう。それよりももっと早 く起こるのはカリフォルニア州、ジョージア州の南部が消滅することである。

北極と南極
南極には大変動が起こり、そのために熱帯地域の火山が爆発するであろう。そこで両極が移動し、寒帯か亜熱帯であった所が熱帯となり、 コケやシダ類が生えるようになるだろう。

海峡
この期間を通じて争いが起こるだろう。デイビス海峡付近に注目せよ。そこには陸への生命線を確保しておこうという試みがなされるだろう。リ ビア、エジプト、シリアの争いに気をつけよ、オーストラリアの上方地域を取り囲む海峡をめぐって不和が起きる。インド洋やペルシャ湾における争いである。

全般的に
地球上の多くの場所で分裂、破壊が起こるであろう。その初期にはアメリカ西海岸に物理的変化が見られるだろう。グリーンランドの北部は 氷が溶け、海が現れるだろう。新しい陸地が、乾いた土地が、カリブ海沖に現れ るだろう。南アメリカは上から下まで揺すぶられ、ティラ・デル・フィエゴ諸島の大西洋側に陸地と激しい流れの水路(海峡)が現れるだろう。




日本に関する予言(その1)

1932年2月8日、ケイシーは、ヴァージニアの自分のオフィスにおいて、1936年までに起こるであろう世界的な出来事を予測して、つぎのような質問に答えています。

(質問)これから50年間、人類の繁栄にかかわる重要な出来事を予測していたでけませんか。

(回答)それは、国際関係において現在要因となってい多くの力が分解する形で、36に世界にやって来るであろう大いなる破滅以後を予測するのがもっとも良いと思います。・・・・

(質問)どの力が1936年に分裂するのか名前をあげてください。

(回答)むしろ、1936年までに(起こる)でしょう。ロシア、合衆国、日本、英国すなわちイギリス帝国でしょう。

(質問)だれが支配力となりますか。

(回答)それは力の源に誰がより近いかによります。

(質問)中国と日本の関係はどうなりますか。

(回答)国際干渉によって、中国の一部で人口が復員されるとともに、中国か日本のどちらかが国家としての究極的破滅を迎えることでしょう。

(Edgar Cayce, READING 3976-10)


リンク先サイトの筆者の感想) 
この予言がなされた1932年の前年の1931年9月には満州事変がおこり、同年10月関東軍は錦州を爆撃しました。1932年1月28日には日本軍と中国軍が上海で直接衝突します(上海事変)。ケイシーの予言はこのような時世を背景におこなわれたものです。もちろん、問題のでたらめな予言は、1936年までに中国か日本のどちらかが国家として消滅する、という予言です。


日本に関する予言(その2)

第二次世界大戦が始まって、まだあまり経っていないころ、1940年12月25日クリスマスの日、ケイシーは、ヴァージニアの自分のオフィスにおいて、日本について次のような予言をしました。

シンガポールの崩落をわたしは予言します。また、オーストラリアとインドがジャップによって攻撃されることをわたしは予言します。・・・かれら[日本軍]はおそらくヒットラーの軍と合同するでしょう。東京が戦火に包まれるのが見えます、

しかしそれが日本の崩壊をもたらすようには見えません。わたしたちの愛する合衆国においては、わたしたちの飛行機工場が爆撃されるのが見えます。また、労働問題が見えます。

・・・この戦争は、目に見えない神の霊の力がこの地には存在するのだという事実がすべての国に啓示されることによって、その終結を見ることになるでしょう。

(Edgar Cayce, , READING 1931-3)

リンク先サイトの筆者の感想) 
この予言がなされた1940年の前年、9月にはドイツはポーランドを侵攻し第二次世界大戦が勃発しました。

同年11月ソ連はフィンランドに侵攻し、国際連盟はソ連を除名処分にしました。1940年になると、1月には日米通商航海条約が失効します。4月ドイツはデンマークとノルウエーを、5月にはオランダを侵攻しました。日本は9月北部インドシナに侵攻し、9月22日に日独伊の三国同盟が結成されます。11月にはハンガリーとルーマニアが日独伊三国同盟に加盟します。11月には日本では期限2600年の祝賀行事が大々的におこなわれました。同11月にアメリカは三選したルーズベルト大統領が、民主主義を守るために米国が兵器援助をすることを発表しました。

上記のケーシーの予言はこのような時世を背景におこなわれたものです。もちろん、日本がオーストラリアを攻撃するとか、日本軍とヒットラーの軍とが合同するとか、日本が米国本土の飛行機工場をを爆撃するとか、「目に見えない神の霊の力がこの地には存在するのだという事実がすべての国に啓示されることによって」戦争が終結するとか、これらすべての予言は、まったくのでたらめでした。

1998年に関する予言(その1)




ケイシーは、いわゆる「世の終わり」が、1958年から1998年までの40年間に起こるであろうことを、しばしば予言しています。1934年1月19日、ニューヨーク市のパーク・アブニュー410番地で、この期間の出来事に関して次のような予言をしました。物理的な変化に関して言えば、アメリカの西側の一部分の大地が分裂し、日本ではより大きな部分が海に沈没するであろう。ヨーロッパの上の部分では一瞬のうちに変化が起きるであろう。アメリカの東側の海からは陸が隆起するであろう。・・・これらのできごとは1958年から1998年の間に始まるだろう。

(Edgar Cayce, , READING 3976-15)
リンク先サイトの筆者の感想) 
もちろん、アメリカ大陸の東側の海からあたらしい陸地が隆起することなどなく、おなじくアメリカ大陸の西側の一部が分離してしまうこともなく、また、日本が海の中に沈没することもなく、あと10日ばかりで、1998年が終わろうとしています。すべて、ケイシーのデタラメの予言でした。


1998年に関する予言(その2)
また、ケイシーは、1932年6月30日、自宅で、1998年に関して次のような予言をしました。

それが起きるのはこの期間、すなわち1998年に、メシア(救い主)が出現するときです。


(Edgar Cayce, , READING 3976-15)
リンク先サイトの解説者の感想) 
これは、ケイシーの予言の中でも有名なもので、ケイシー関連の書にしばしば言及されています。たとえば、カーク・ネルソンの『キリスト再臨の1998年』などでは、星座の関係から特定の日を導きだし、キリストの再臨は1998年の9月30日という日だと断定しています。(Kirk Nelson, The Second Coming 1998, ARE Press, 82ページ)。
もちろん、今年の9月30日はとっくにすぎましたが、キリストが再臨するどころか、まったくなにも特別なことも起こりませんでした。これも、ケイシーのデタラメ予言のひとつでした。